もう少しパワーが欲しいというあなた
ディフェンダー110/Tdi300エンジン
ターボチューニングサービス

私どものディフェンダーへの溢れんばかりの愛情は、これらをぼつぼつながらも研究し、美味しいところを引き伸ばしてあげる方法を探すことで実証していきたいと思います。これはその答えのひとつです。

通常、Tdi車は、発進からの加速が重たいな、と感じられるものです。特にマニュアル車で体感されます。3000 rpmを過ぎた辺りからはグングン引っ張ってくれますがそれまでが少し重たいのです。トルコンは、踏むと直ぐ2000rpm辺り迄立ち上がるので、案外感じません。何もこれはTdiがトルコン向けにセッティングされているのではなく、逆の言い方をすればディーゼルエンジンとトルクコンバータが割に相性が良いと言われる所以で、トルクコンバータの油の通路は予め必要な駆動トルクが与えられる量の油が流れ出すと重たくなるつまりコンバータをロックさせられるようになっている為で、エンジン側は普通に高速域での馬力とトルクを使い易くし、汎用性を活かすセッティングをしているだけなのです。ディーゼルエンジンの燃料供給はガソリンそれもキャブレター車のそれとは全く異なりまして、アイドリングからマックス迄、吸気の圧力や負圧を利用してガバナーという、燃料ポンプの供給量調整システムを制御するようになっています。どういうトルクカーブ、出力カーブを描かせるかは設計者の芸術性にも関わる問題で、これはそれが何に積まれどう使われても普通であるというビジョンがどういうところに置かれているかで決まるというものなのですが、トルコンはそれをある程度吸収してしまい、欲しい力をいきなり欲しがるように出来ているだけです。マニュアルミッションでは、ディフェンダーの場合何時も3000rpm前後を意識していればキビキビ走りますが、当然乍らシフトワークは頻繁に必要になります。大体そう簡単にいいますがディフェンダーには回転計が、オリジナルではついていません。つければどうかと思いますが、面倒なのは同じです。積荷の量でもだいぶ違いが出ますよね。
実走行速度域つまり30km/h〜80km/h程度の街乗りレンジで、チャカチャカとシフトチェンジを繰返すのは面倒なもの、出来れば4速辺りでアクセルワーク走行をしたいものです。
この改造はそれを身近にするものなのです。

結果、デッドスローでクラッチをミートした直後から、スムースな加速を得ることができるようになります。すいーっすいーっと走れるようになるのです。

主な改造ポイントは、タービンの能力を下の方に少し活かし、ウェストゲート作動を早め、より多くの空気と燃料を、今迄欲しかった回転域で供給してやると言うものなのですが、これがTd5なら、コンピューター制御で行われる為気にならないところをTdiではメカニカルな味付けで手直ししてやらねばならないと言うものです。ディーゼルエンジンのチューンナップの基本中の基本です。でも、なかなか手間が掛かるんですこれが。ディーゼルはカッチリ出来ているだけに、何かしら下手にいじるとモクモクになってしまったりオーバーヒートを頻発したりと大変なのです。それで、安定させる為にこんなに時間が掛かってるんです。誰にでもできることではないし、ちょっとキット販売で、という訳にも行かないんです。車検が通らなくなっても困りますし。

燃費は多少、悪くなります。元々10km/Lを目指して設計されている車なのですが、多分1km/L位下がると思われます。これは、今迄燃料をけちっていた回転域に多くの燃料を与える為仕方ないことでしょうが、運動性が格段に上がりますから仕方ないと言うより損して得を取れと考えて頂きたいところでもあります。

得とはどんなことかと言いますと、すいーっすいーっと走れる他にも、上り坂でバンバン吹かしてミートしていたところを、軽くすっと発進出来るという辺りです。どうです?美味しいと思われませんか。結構積む車にとってはなかなか性能アップになりますよ。この改造は、車体が元から重い110向けです。研究ベース車が110でして、それでチューンしているから、90にこれをやると少し暴れ馬になるかも知れません。

弊社デモカーにこの改造を施していますので、体感し比較したい方は是非御来店御試乗を。驚く程運転し易く、びっくりしますよきっと。

持込み工事のみ:受入準備要相談
315,000円

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このあたりを中心に、ちょこっちょこっといじっていくのです。
お車に合わせ調整しますので、この部品だけ送ってくれても仕事にはなりません。


余談ですがこのあたりの部品がおりるとエンジンはしょんぼりです。何だかぺった〜んとします。