いちばん気分と居心地が変わるグレードアップ大作戦
シート張り替え・リメイキング

お車を長年使って来ますと、いろいろな部分が古びて来ます。全てを味として捕らえて頂ければ大変結構なことなのですが、絶対的な不安定感を固定するものがあります。
それは、あなたの真下にあります。シートなのですね。
これを意の侭に征服すれば、お車への愛情はそのままあと十年続くとも言われます。でも、これが結構難しかったんです。単に純正部品に交換しても、綺麗になるだけで違和感を感じる。人はいろいろ日々の経験を積みますので、後戻り出来ない感覚を毎日育てているものです。それが、シートに身を預けた時に感じられてしまうのです。

これを端的に体験するのが、旅客機や客車といった公共交通機関を利用する時でしょう。ココからアソコへ移動する為に搭乗するのですから着くのは当たり前として、求めたい付加価値は座り心地ではありませんか?。実際、それらは何十年も使われますが、数年毎に内装、特にシートを改めます。単に空間を改める目的に留まらず、その時代で求められている座り心地を提供し、『ナウい』快適な旅行を約束する為です。

シートは、ドライバーやパッセンジャーという人間を積載する装置ですが、これはモノではありませんので、個々にフィーリングを持っています。触感とか味覚嗅覚等は案外ばらばらなものですが、座り心地がよいかどうかは、大体皆一致するものです。
椅子の流行をつくるのは、シッティングフィールの流行でもあります。以前の快適は、今日は不快になりがちなのです。
クルマの試乗会に出かけると、大体のセールスマンは先ず乗り込んで貰い「座り心地がいい」ことを体感させようとしますが、これは、時代の万人が共通して持つであろう快適感に訴えれば意識をシフトさせ商談に持込む機会を創り出す可能性が圧倒的に高いから、常に「今」なシートをデザインしている為で、軽自動車であろうがトラックであろうが、トリアエズは先ず乗せてみるという作業上のルールとなっているのです。

ディフェンダーは、性能と機能、そして唯一無二の佇まいを楽しむ或いは必要とするから求められることが多いので、座り心地で売り込んでも意味がありません。そういう面では特異です。

しかし、シートは自動車の挙動を人に伝え、疲労を拡散する貴重なパーツです。前時代的であったり、破れたり減ったり、また劣化所謂ヘタリは、身体的に不都合な要素を誘い入れ、運転時に必要な五感を鈍らせもします。これを改めて、不安感と不快感を取り除き、同時に今風にすることで、それまでとは全然違う居住空間を体感するようになるのです。運転者にとっては、安全性も同時に高められます。

レカロ等社外シートは、目的型パーツなので、誰が何時どんな体調或いは状態で座っても心地よいというものではありません。特にスポーツシートに座り続けるにはそれなりにフィジカルなトレーニングが下地として必要なものです。オフロードコースを攻めたりしない時は、元のシートに戻しておいた方がむしろ快適なこともあります。

弊社では通常より内装系レストア・リファービッシュを提供しておりますが、持ち込みにて座席張替や交換改造をお受け出来ます。色やデザインもお好み請けますのでいつでも御用命下さい。

標準座席、革・フロント1脚で15万円前後、後部30万円前後と多少値が張るようですが、座席の修復(アップデート)で齎される快適感はまことに目からウロコ、実に効果的に、乗員全員がうれしくなれる、基本のレストアです。熟練の職人がモダンなグッドフィールを必ずやお届け致します。
色や希望デザインにより御値段は若干異なります。素材は本革・ビニ−ル系、純正生地といろいろ可能で、アルカンタラ−も選んで頂けます。スポンジ整形も同時に可能なので、へたったり片減りしたようなシートに辛抱しなくて済むようになります。

また、これはディフェンダーに限らず、お持ちの旧車等の古臭い座り心地で辟易しておられるなら是非御利用下さい。きっと、車窓の風景迄違って見える効果を齎し、お車への愛着は一層高まります。特に愛着のお車には、カスタムシートメイキングも是非ご検討下さい。

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厳しい時代。今こそモノよりコトに価値を見い出します。
エコカーも結構ですが、新しい車を1個作るより、今のクルマを使い延ばす方がエコじゃないかと思うのは私どもばかりでしょうか。
我慢して使うのではなく、快適に素敵に使うこと。末長い人生の為に。でもゴミ排出は最低限に。直すことは素晴らしいこと。直せる人は凄い人です。
古くても役立たせるおシゴト、リファービッシュサービスへのご理解に感謝申し上げます。