ディーラー110/Td5を救済しなければなりません

ディーラー限定Td5車(形式承認番号「KG-LD25」総輸入数998台、「KG-LD25P」総輸入数441台)は、23年8月末にて全国主要9都県市粒子状物質規制の待機期間が終りますので、こちらの改造を施さない限り域外転出つまり転売の必要が表われます。
その後区域内における登録が必要な場合、以下の装置の使用を求められます。

(ディーラー限定)

ランドローバー
ディフェンダー110

Td5搭載車

型式承認番号:
KG−LD25

(ディーラー限定)

ランドローバー
ディフェンダー110
DCPU

Td5搭載車

型式承認番号:
KG−LD25P

上記各々に搭載されるエンジンは

型式番号:15P

110/Td5・形式承認番号「KG-LD25」用PMR
第一種PM低減装置

形式承認番号「KG-LD25」(LRJ輸入販売・限定110)には、9都県市指定区域内における本拠使用の留保期間があり、23年8月末以降の再検査が受けられなくなります。継続して域内を本拠とする場合は国交省指定の性能規準を満たすPM低減カタライザー装置の装着が必要です。

粒子状物質を一旦フィルターに受け止め、排気の再燃焼を誘発してそれらを焼却排出する装置です。KG-LD25車専用に設計され、寿命は15万キロとなっております。

専用設計ですので、通信販売お届け、術を修めている方はDIY、無理でも御近所の整備工場にて取付の後予備車検認定工場で受検、同封の書類に整備士のサイン捺印を受け国交省へ提出するだけで適合車となります。
丸ごとサービスをお受けになりたい場合は弊社にお申し込み頂きますとお近くのディーラーから御案内を差し上げます。

これには大変長い時間が掛かってしまいました。その間に当初は8都県市だった規制区域は9都県市に拡充されましたので、対象車が増えたことも時間が掛かった理由です。少ないとはいえ纏まった数ですので、経費的な現実論として一台づつ対応する方法では生き残れるクルマが殆どないことも容易に予想出来、より身近にする為部品として形式承認を受ける必要が強まり、設計や試作・受検に予定より費用も時間も大幅な増加となってしまったのです。

そのまま放置しては、輸入車の大きな流動を擁する大都市圏での再登録が出来なくなる当該車は格別価値を逸損、弊社等で通常輸入販売された由来そのものが乗用車となって既に適合している同型車体の価値も連れ下げる恐れもあり、これの開発は難関なれど必至の、ディフェンダーにとって生命線でもありました。KG-LD25には、その登録時期によって元から9都県市域に拠点を置けないものもありますが、これを用いて頂ければ以降地域内に移転することも出来るようになりますので、全体的に皆様の選択の範囲を広げ、当該車輌も御検討頂けるようになり、また既にお持ちの方は再販価値を維持し、お車を資産として御考え頂ける可能性が大変高まります。

弊社が総発売元として御世話することになりましたので、専用としてほぼ完全互換、簡単な設置で確実な機能成績を発揮するよう鋭意御用意、大切なお車を末永く高い価値に保つお手伝いをさせて頂けるように致しました。

指定部品形式承認番号086-D:9都県市粒子状物質排出規制対応浄化装置
価格は98万円(本体・付属品勢別)です。

なお、弊社輸入Td5車は広域NOxPM規制に適合して居りますので、装置装着の必要はありません。型式承認番号が違いますので、慌てず御確認下さい。

お問い合わせ

取付に関してはお車の現在の状態が大いに関係して参ります。ポン付けで性能を発揮するのは大体7万キロ程度迄で、十万キロ以上に達しているお車には燃料系統・燃焼系統のオーバーホール・修理調整が必要となる場合が多く見られます。
また、低硫黄軽油の使用が指定されておりますので、古い規準の軽油が流通している経路や地域においては効果が得難くなると同時に寿命を損なう場合があります。廃食油再生燃料や燃料添加剤の使用も出来ません。
既にカタライザによる適合認定を完了している個体に関しましては継続して認定されますのでこのお知らせにある限りに御座居ません。

PMカタライザは全般的にお車の運転方法および環境がその寿命を支配します。メーカーより提示されている許容走行距離数値は、最良の環境で最も適した運転を行い続けた場合の数値です。アイドリングを長時間必要とする運行条件を設ける他、低回転低速での運転の多用、過積載運行の多用等は著しく寿命を損ない、半分程度になることもしばしば見られます。カタライザ本体は消耗品であり、交換を必要とすることを前提としておりますが大変高価ですので、その寿命を延ばす為には、これの設置に併せて、ベバストダクトファンヒーターなどエンジンの推進外運転の必要を減らす装備の追加を検討され、賢く長くお使い下さるようお勧め致します。